いんすぴ!ゼミ 出張編

第72回徽音祭の学術企画に出展しています。今回のテーマは「脳のすきまを満たしている液体は何をしている?

は何からできているかと聞かれたら、多くの皆さんは細胞、特にニューロンを思い浮かべるでしょう。しかし、脳には実はすきまがあり、そこを流れる液体が存在しています。近年、この液体が脳のはたらきに重要な役割を果たしていることが分かってきました。脳のすきまとすきまを満たす液体が何をしているのか一緒に探りませんか?

第71回徽音祭の学術企画に出展しています。今回のテーマは「『頭がいい』とはどういうことか!?

 みなさんはアストロサイトという脳細胞を聞いたことはありますか(参考:健康な脳のはたらきを支えるアストロサイト)。アストロサイトはグリア細胞の一種であり、脳の環境を維持しています。アストロサイトは電気的な活動が小さいため、長年その重要性が見過ごされてきましたが、最近では細胞内カルシウムイオン濃度の動きが可視化できるようになり、脳の情報処理に関与しているのではないかと注目されています。
さらに、この細胞は頭の良さに関わっている可能性があります。
 ここではマウスとヒトのアストロサイトを比較してみましょう。
・ヒトのアストロサイトはマウスのものより明らかに大きく、複雑であることが報告されています。
・さらに生物全体でアストロサイトを比較してみると、複雑な脳を持つ動物ほど脳を占めるアストロサイトの割合が大きくなっています。
・マウスにヒトのアストロサイト を移植することで賢いマウスが生まれたという報告もあります。
一緒に、知性の進化の謎を解き明かしてみませんか。

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