教員プロフィール

岩崎貴也 Takaya Iwasaki

※ 名字の漢字は正式には「﨑」ですが、研究関連では「崎」に統一しています。基本的に全て「崎」でお願いします。

お茶の水女子大学 基幹研究院自然科学系 講師
大学院担当: 人間文化創成科学研究科ライフサイエンス専攻
学部担当: 理学部生物学科

居室は理学部2号館の303号室です。
学生居室、実験室は、すぐ近くの304号室と307号室です。

E-mail: iwasaki.takaya(at)ocha.ac.jp ((at)を@に変換してください)

ORCID ID: 0000-0003-0463-9111

ResearchMap: https://researchmap.jp/takaiwa

外部の個人HP

略歴

2001年3月 兵庫県立小野高等学校 卒業

2001年4月 京都大学理学部 入学

2005年3月 京都大学理学部 卒業 (主に生物学を修める)

2005年4月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程 入学

2007年3月 京都大学大学院理学研究科生物科学専攻修士課程 修了(指導教員 村上哲明 准教授(当時))

※ 2006年4月 指導教員である村上哲明先生(現 東京都立大学教授)の異動に伴い、首都大学東京へ指導委託(京都大学での指導教員は戸部博 教授)

2007年4月 首都大学東京大学院理工学研究科生命科学専攻博士後期課程 入学 (指導教員 村上哲明 教授)

2007年4月 首都大学東京・日本学術振興会特別研究員(DC1)

2010年3月 首都大学東京大学院理工学研究科生命科学専攻博士後期課程 修了

2010年4月 首都大学東京大学院理工学研究科 客員研究員(村上哲明研究室)

2010年7月 千葉大学大学院理学研究科 特任研究員(綿野泰行研究室)

2011年6月 東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻 特任研究員(伊藤元己研究室)

2014年4月 京都大学生態学研究センター・日本学術振興会特別研究員(PD) (工藤洋研究室)

2017年4月 神奈川大学理学部生物科学科 特別助教(丸田恵美子研究室・岩元明敏研究室)

2021年4月~現在 お茶の水女子大学基幹研究院自然科学系 講師

受賞

<学会賞>

  • 2012年9月. 第9回日本植物学会賞・若手奨励賞 受賞. 「日本の温帯林群集についての複合的アプローチによる歴史生物地理学的研究」
  • 2015年12月. 第9回種生物学会片岡奨励賞 受賞

<大会発表賞>

(筆頭の発表者として受賞した場合)

  • 2007年3月 日本植物分類学会第6回大会・大会発表賞・ポスター賞 受賞. 「日本に分布する温帯林の分子植物地理学的研究」
  • 2009年3月 日本生態学会第56回大会・「進化」部門ポスター賞・優秀賞 受賞. 「最終氷期を通して異なる挙動を経たツリバナ集団の接触帯における挙動」
  • 2010年3月 日本植物分類学会第9回大会・大会発表賞・口頭発表賞 受賞. 「国境の長いトンネルを抜けると雪国ハプロタイプなのか?~三国峠におけるツリバナの種内遺伝構造について~」
  • 2011年12月 第43回種生物学シンポジウム・ポスター賞 受賞. 「日本の温帯林樹種に共通してみられる遺伝的分化 -地理情報システムを用いた統一的比較解析-」
  • 2015年2月 The FAPESP-JSPS Workshop “Contribution of Genetics to Plant Conservation” にて、Best Presentation Award 受賞. “Comparative phylogeography of Japanese deciduous broad-leaved forests using geographic information system tools”
  • 2021年10月 The 9th East Asian Plant Diversity and Conservation Virtual Symposium 2021にて、Best Poster Awardを受賞 “Eurasian phylogeographic study of a widely distributed plant, Cardamine impatiens, based on the genome-wide SNPs by MIG-seq”

(共同発表者の一人として受賞)

  • 2021年10月 The 9th East Asian Plant Diversity and Conservation Virtual Symposium 2021にて、共同研究として参画した研究発表で、Best Poster Awardを受賞(熊本大学が中心で行った研究で、発表者は熊本大の藤井紀行 准教授。岩崎は3番目の著者) “Phylogeography of the East Asian grassland plant, Viola orientalis (Violaceae), inferred from plastid and nuclear restriction site-associated DNA sequencing data”.

※ 研究指導した学生が筆頭発表者での受賞は、研究室メンバーのページに記載

<論文賞>

  • 2016年9月 日本植物学会2016年度JPR論文賞 Best paper賞 受賞. Akitaka Tono, Takaya Iwasaki, Akihiro Seo, Noriaki Murakami. 2015. Environmental factors contribute to the formation and maintenance of the contact zone observed in deciduous broad-leaved tree species in Japan. Journal of Plant Research. Springer. 128: 535-551. http://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10265-015-0722-y
  • 2017年3月 第11回日本植物分類学会論文賞 受賞. Akitaka Tono, Takaya Iwasaki, Akihiro Seo, Noriaki Murakami. 2016. Postglacial lineage admixture in the contact zones of the two Japanese deciduous broad-leaved tree species estimated by nuclear microsatellite and chloroplast DNA markers. Acta Phytotaxonomica et Geobotanica. Shin Nihon Process Co. Ltd. 67: 1-16.

 

外部資金獲得

<研究代表者>

  • <継続中> 2024年度 「東日本太平洋側地域に着目した高感度景観遺伝解析による海浜植物の海流分散機構の解明」 市村清新技術財団 第33回植物研究助成. 研究代表者.
  • <継続中> 2024年度 「塩性湿地に生育する絶滅危惧植物ウラギクについての保全遺伝学的研究」 2024年度大阪公立大学附属植物園 共同利用・共同研究. 研究代表者.
  • <継続中> 2023年9月-2025年9月 「ゲノム情報に基づく野生生物の地域適応を組み込んだ高精度な気候変動影響予測技術の開発」 日揮・実吉奨学会 研究助成. 研究代表者.
  • 2023年度 「伊豆・三浦・房総に着目した高感度景観遺伝解析による海浜植物の海流分散機構の解明」 市村清新技術財団 第32回植物研究助成. 研究代表者.
  • <継続中> 2022年度-2024年度「海浜環境への進出初期段階におけるアブラナ科野生植物ジャニンジンの適応進化」 科研費・基盤研究(C). 研究代表者.
  • 2018年度-2023年度(3年延長) 「日本海要素植物の進化史:ゲノムワイド多型を用いた比較分子系統地理によるアプローチ」科研費・基盤研究(C). 研究代表者.
  • 2014年度-2016年度 「網羅的ゲノム解析による地域適応メカニズムの解明:適応の分布変遷復元と未来予測」 日本学術振興会特別研究員(PD)研究奨励費. 研究代表者.
  • 2014年度 「顕著な種内多型を示す日本産ミスミソウ属植物についての系統地理学的研究」 昭和聖徳記念財団・生物学の学術研究助成. 研究代表者.
  • 2013年度-2015年度 (重複制限のため、2013年度末で廃止) 「野生生物の地域適応における遺伝的基盤の解明-次世代シーケンサーによる新展開」 科研費・若手研究(B). 研究代表者. ⇒ 日本学術振興会の特別研究員(PD)に一部重複する内容で採用されたため、2013年度末で廃止.
  • 2007年度-2009年度 「温帯林の分子植物地理学的研究-第四紀の急激な分布の変遷に伴って起こった適応進化」 日本学術振興会特別研究員(DC1)研究奨励費. 研究代表者.

<研究分担者として参画>

  • <継続中> 2024年度 「日本列島およびその周辺地域に分布するタケ亜科植物の種多様性解明と分類の再評価」 2024年度大阪公立大学附属植物園 共同利用・共同研究. 研究分担者(研究代表: 東京農業大学・支倉千賀子 博士)
  • <継続中> 2024年度 「マレーシアサバ州におけるマングローブ樹種 Sonneratia caseolaris の空間的遺伝構造」 令和6年度共同研究(アライアンス・プラチナ枠). 研究分担者(研究代表: Universiti Malaysia Sabah・Noor Haliza Binti Hasan博士)
  • <継続中> 2024-2027年度「一回繁殖型植物の部分的複数回繁殖化の実態解明:キク科河原植物の集団内多型を例に」科研費・基盤研究(C). 研究分担者(研究代表: お茶の水女子大学・中川さやか 博士)
  • 2021年度-2023年度 「種内の遺伝的変異の考慮による気候変動影響予測の改良」 科研費・基盤研究(C). 研究分担者(研究代表: 国立環境研究所・石濱史子 主任研究員)
  • 2019年度-2021年度「山間部における夏季豪雨形成と大気汚染の相乗環境影響の解明」 科研費・基盤研究(A). 研究分担者(研究代表: 早稲田大学・大河内博 教授).
  • 2017年度-2021年度 「東北アジアにおける草原性植物群の変遷史からみた日本列島フロラの成立過程の解明」 科研費・基盤研究(B). 研究分担者(研究代表: 熊本大学・藤井紀行 准教授).
  • 2017年度-2020年度 「マングローブ林保全のためのグローバル景観ゲノミクス」 科研費・基盤研究(A). 研究分担者(研究代表: 琉球大学熱帯生物圏研究センター・梶田忠 教授).
  • 2016年度-2019年度 「遺伝構造の空間パターン再現モデルの開発」 科研費・基盤研究(C). 研究分担者(研究代表: 国立研究開発法人国立環境研究所・石濱史子 主任研究員).

<研究グループの一員として参加>

  • 2017年10月 – 2019年12月「長野県霧ヶ峰高原での防鹿柵設置による絶滅危惧動植物の保全・再生効果」プロナトゥーラファンド助成  (霧ヶ峰高原研究会の一員として参加)

<連携研究者として参画>

  • 2014年度-2017年度 「日本近海に広域分布する海藻類の多種系アプローチによる比較系統地理学的解析」 科研費・基盤研究(C). 連携研究者(研究代表:お茶の水女子大学大学院基幹研究院自然科学系・嶌田智 教授).