平成27年度 授業計画(シラバス)
科目番号 15C7010 15N0036
- 科目区分 生物学科、全学共通 教職科目
- 科目名・単位数 基礎生物学B (2単位)General Biology B
- 担当者氏名・所属 松浦悦子、小林哲幸(理学部・生物学科)
- 連絡場所
松浦:理学部1号館522号室
小林:理学部2号館303号室 kobayashi.tetsuyuki@ocha.ac.jp - 履修年次・学期 Ⅰ 後期 (火曜日、5/6時限)、共通1-304
- 受講条件・受講上の注意 特になし
- 授業の形態 講義
- 教科書・参考文献
松浦担当分:特になし。遺伝学の基礎的な参考書を必要とする人は持つと良い。
小林担当分:プリントを随時配布。参考書:多田富雄監修「好きになる分子生物学」、講談社サイエンティフィク/「大学生物学の教科書」第1巻(細胞生物学)ブルーバックス、講談社 - 評価方法・評価割合
松浦担当分:期末試験(60)/小論文レポート(40)
小林担当分:期末試験(70)/小論文レポート(30) - 主題と目標(講義内容)
遺伝と進化のしくみについて,DNAの構造や性質に基づいて,遺伝の基本原理から理解することを目指す。また、生命の活動単位である細胞の成り立ちを分子レベルで理解するために、その構成分子の構造、性状、機能に関する基礎的知識を修得する。 - 授業計画
【松浦担当分】前半7回- 遺伝子がどのようにはたらくものかを概観し,DNAの構造の特徴を理解する。
- DNA,遺伝子,染色体,およびゲノムの関係を把握する。
- DNAの複製機構を理解する。
- 遺伝情報の発現について,転写と翻訳の機構を理解する。
- 変異とその修復について理解する。
- ヒトにおける変異の例について知る。
- メンデルの法則を分子レベルから考える。
【小林担当分】後半 8回
- 生き物とは何か、その定義を議論する。さらに生物の分類について考える。
- 生命発生の3段階(化学進化、自己組織化、生物進化)について理解する。
- 細胞をつくる物質、分子について、特に水分子の特殊性と重要性について考える。
- アミノ酸とタンパク質の構造と機能について、その基本を理解する。
- タンパク質の変性と分子シャペロンについて考える。
- 核酸と糖質の基本構造と機能について理解する。
- 脂質の基本構造と機能について理解する。また脂質栄養学について考える。
- 細胞内外の情報伝達(シグナル伝達)について理解する。
- 学生へのメッセージ
積極的な質問を歓迎します