平成27年度 授業計画(シラバス)
科目番号 15C4029
- 科目区分 生物学科 専門科目
- 科目名・単位数 細胞生化学実習 (1単位)Laboratory Course of Cellular Biochemistry
- 担当者氏名・所属 小林哲幸(理学部・生物学科・細胞生化学)
- 連絡場所 理学部2号館303号室 kobayashi.tetsuyuki@ocha.ac.jp
- 履修年次・学期 Ⅲ 後期(集中)
- 受講条件・受講上の注意 「生化学」「細胞生化学」を受講していることが望ましい。
- 授業の形態 実習
- 教科書・参考文献 実習テキストを配布する
- 試験・成績評価の方法 レポート(50?)、及びその他(実習に取り組む態度、50?)
- 主題と目標
生体成分を材料として、生化学的な研究を行うために必要な、基礎的な実験技術や考え方を習得する。
具体的には、以下の項目を到達目標とする。- 酵素反応の特性を理解し、代表的な酵素の活性を正確に測定できる
- タンパク質としての酵素の性質を調べることができる
- 酵素タンパク質の分子量を測定できる
- 脂質分子の特性を理解し、生体材料から抽出して定性分析ができる
- 人工膜を調製し、生体膜の基本的な性質を調べることができる
- 何を明らかにしたいかを自ら考え、そのための実験デザインを構築できる
成績評価について:評価方法・評価割合の項で述べた割合で、平常点(出席)とレポートに基づいて総合評価する。その際、上記の到達目標への達成度を評価基準とする。
- 授業計画
- 実験を行う時の諸注意、実験ノートの作り方(記録の保存とデータ整理の方法)
- 酵素反応
2-1. 酵素活性の測定と解析
2-2. 酵素の性質を調べる
2-3. SDSポリアクリルアミド電気泳動 - 生体物質の分離と分析
3-1. 脂質の分析
3-2. 人工膜を用いた解析
- 学生へのメッセージ
自主的な学習に心がけ、実習テキストは予め読んでから講義に臨む。実習途中、疑問点があったら積極的に質問をすること。実習を通して科学的な思考法を身につけることを目的としている。きれいな結果を得ること以上に、自分自身で考えながら実験を行って、得られた結果からどんな考察ができるかが重要である。
13.その他
親科目 生化学、姉妹科目 細胞生化学実習 |
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