8/18日、関東地区のスーパーサイエンスハイスクール (SSH)に指定された高校を対象に開催された「お茶の水女子大学・夏の研修会」において、オンライン・遠隔での実習を行いました。参加してくださった皆様、ご協力いただいた先生方、ありがとうございました。
例年は対面でお茶大にて実施している会ですが、コロナ禍での開催のため、オンラインでの実施となりました。「身近な材料で体験する、酵素の働きを検出する方法」というタイトルで、タンパク質分解酵素についての講義と実験を行いました。実験は、各自が自宅あるいは高校の教室で行えるよう、実験キットを送付し、オンラインで説明しながら進めてもらう形式で行いました。こちらの手元をウェブカメラで映して見てもらいつつ、参加者の皆さんの様子も(差し支え無い範囲で)映してもらいつつ、実験を進めました。カメラONにしてもらえると、問いかけへの反応もわかり、実験の進み具合もわかるので、助かりました。
実験自体はおおむねうまくいったようですが、サンプルを加熱するところなど、課題が残りました。実験室であればヒートブロックやホットプレートなどの機器があるところ、自宅・高校の実験室でできる方法ということで熱湯を使うなどしましたが、加熱時間が不十分となりうまくいかない部分がありました。確実に家でもできるプロトコルを作っておくのが大事ですね。。。反省。