講義ノート 物性物理学序論

物性物理学序論の授業で使用するパワーポイントファ イルです。

授業ノートファイルは、各自が事前にコピーし、もってきてください。
(必要があれば、縮小コピーしてください。)予習もお願いします。

『物性って、おもしろそう!!』と言ってもらえるよう がんばります!!

できるだけ、ゆっくりと授業を進めます。
分からないことは随時質問してください。

授業中、理解してから、帰るようにしましょう。

内容
第1回
ミクロ構造
ミクロな世界を覗いてみると、、、、
第2回
電子軌道
電子には決まった通り道があるらしい。。。
しかも、どこを通るか、、ある階層構造にしたがっているらしい。
第3回
結晶構造
(実空間編)
固体結晶はある対称性を持つ。結晶軸の方位、結晶面指数、ブラーべ-格子など。
実際に結晶を作って、実空間で眺めてみよう。
第4回
結晶構造
(逆格子編)と
結晶の結合力
実験で、結晶構造をどのように決定するか(逆格子の概念)。。。
ファンデアワールス力から共有結合まで。結合力がその物質の融点を決めている!!
第5回
格子振動
固体中の原子は、バネでつながれている。そのため、原子は平衡位置を中心に振動している!!
第6回
格子比熱
固体中の熱は、格子や電子により伝えられる。物体を1度あたためるために必要な エネルギーを比熱と言う。
ここでは、格子の比熱について考えてみようかと、、、、
第7回
電気抵抗
V=IRはどのように考えればよいか、、、
第8回
熱伝導
熱伝導には、伝導電子によるものと、格子振動によるものがある。
今回は、格子による熱伝導を取り上げてみよう。
第9回
磁性
物質の示す磁石的な性質を磁性と言います。
ここでは、磁気秩序の種類や起源を学んでみましょう!!
第10回
超伝導
超伝導は、低温で物質の電気抵抗がゼロになる不思議な世界です。
超伝導に特徴的で驚くような振る舞いを紹介します。後半は実際に磁石の超伝導に浮かせてみましょう.時間があればさらにビデオを見ます。
第11回
古川研の研究
について
古川研では中性子散乱法を主な研究手段として、強相関電子系の研究を 行っています。
現在は、超伝導転移機構に関する磁性の寄与について、、、、。詳細は古川研のページから、、、

以下の課題についてレポートにまとめて下さい。

1.安全性が確認されているが、構造と構成元素が未知な物質がある。この物質がどんな物であるか調べる方法を述べよ。

2.伝導電子による熱伝導(授業では格子による熱伝導を取り上げましたね)とはどんなものか、 自主的に調べてまとめる。

3.その他、物性物理に関連したトピックスで興味を持ったものを調べてまとめる。

4. 物質科学はどんなことに貢献すべきだと思っているか、また、どんなことに貢献してほしいか、自分の考えを述べなさい.

5.(来年の授業の参考にします)この授業で得たこと/あるいは改善すべき点について是非教えて下さい。(採点には全く寄与しませ ん。)

注意:調べて理解できた部分を自分の言葉で手書きす ること。

印字(コピー)は受け付けません.(絵や写真を除く)

本、webで調べた場合は出典先を明記すること。

締めきり: 2月の第2金曜日 (できるだけ早く出して下さい)

提出場所: 理学部1号館 101号室(古川研究室)中の人に必ず手渡しして下さい。